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宇宙線と地球大気の関係

宇宙線による雲の形成
雲の形成に遥か宇宙からやってくる宇宙線が関係しているのではないかという説がある。これをスベンスマルク説という。下記のサイトを見ると宇宙線量と雲量には確かに相関が見られる。
太陽活動が地球に与える影響


太陽活動が静かになると雲が多く、太陽活動が活発になると雲が減る傾向にある。これは太陽風が磁場を乱すことで、地球に降り注ぐ宇宙線が減少するのではないかと言われている。雲の形成は地球のアルベド(反射率)に変化をもたらし、地球が受ける正味の太陽放射に大きな影響を及ぼすと考えられる。


スベンスマルク効果の観測
名古屋大の太陽地球環境研究所のSTEL Newsletterによるとスベンスマルク説を調べるには水蒸気の長期モニターをするために少なくとも太陽活動周期の11年できればその2倍の22年は必要だとか、宇宙線や太陽風が侵入しやすい北極圏や南極大陸での観測や宇宙ステーションにラマンライダーを搭載して霧をモニターするといいだとか、ともかく長期間の観測が必要になってくるみたいだ。
STEL Newsletter April 2002 No.28 太陽地球環境研究所


認められずにきたスベンスマルク説
スベンスマルク説は地球温暖化二酸化炭素説に対する対抗馬になりうるとも言われているが、スベンスマルク説が学界から冷遇されているのではないかという記事があったので紹介しておく。ここで、スベンスマルク効果は状況証拠は十分だが、実験的な検証の難しい説であるということも留意しておいた方がいいだろう。


野矢テツヲの提言2001.07.03より引用)

『スベンスマーク効果については、これより前にIPCC(気候変化に関する政府間パネル)のデンマーク正式代表だったフリス-クリステンセンが、研究課題に含めるよう勧告していたにもかかわらず、ハウトンはこの著書の中でこれをまったく無視したばかりでなく、今日までこの奇怪な態度を変えていない。 』




地球温暖化のエセ科学 2007年2月20日 田中 宇より引用


『▼無視されてきた太陽黒点説

実験は成功したものの、おそらく温暖化の二酸化炭素説が政治的な絶対性を持っていたため、地球温暖化の定説をくつがえす内容を持っていたスベンスマルクらの実験結果の論文の掲載は、権威ある科学の専門雑誌からことごとく断られ、ようやく昨年末になって、イギリスの王立研究所の会報に掲載され、遅まきながら権威づけを得ることができた。 』


『この概要版報告書の発表を受け、世界の多くの新聞が「二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を急いで規制しないと大変なことになるということが、これで確定した」「温暖化について議論する時期は終わった。これからは行動する時期だ」「まだ議論に決着がついていないという奴らは、ホロコースト否定論者と同罪だ」といった感じの記事を流した。』




地球温暖化は「エセ科学」か? その1 - 青い地球の事件簿 - 楽天ブログ(Blog)

『田中氏は以下のように書く。


だが、IPCCの報告書は、いまだにこの新説を無視している。


これは事実であろうか?実はIPCCの報告書にはスベンスマルク氏の説はちゃんと取り上げられている。下記は2001年の報告書の該当部分へのリンクである。


http://www.grida.no/climate/ipcc_tar/wg1/246.htm


結論としては、科学的なディスカッションの後、現段階では十分な証拠はないとして、温暖化の主要な原因として退けてはいる。しかしながら、「無視」というのは実態を反映したものではなく、せいぜい「認めていない」と書くべきものであろう。』




スベンスマルク効果についてはIPCCも第三次報告書(2001年)で取り上げられている。しかし、証拠がまだ不十分であると結論付けられている。
6.11.2.2 Cosmic rays and clouds


スベンスマルク効果についてIPCCが無視しているという田中宇の主張は少しばかり正確さに欠けたのも確かだろう。このような重箱の隅をつつくように少しのミスが大きく伝えられ、温暖化二酸化炭素説に疑問を思う懐疑論者に対する全体の信用がたちまち貶められてしまう。


ただでさえ、懐疑論者が冷遇されている時代だから、懐疑論者の足を引っ張らないようにきわめて慎重に記事を書かねば寝首をとられかねない。環境ファシズムの怖さがそこにある。それにしても、田中氏の記事はいろいろな所で評されており(例えば、安井至氏)、それなりに波及効果のある記事であったことも事実だと思う。
(温暖化ニセ科学 市民のための環境学ガイド(安井至)03.04.2007)


また田中宇の記事から引用するが、ロンボルグの言うように、ほとんどの科学者はまともでも、事務局の一部におかしな連中がいるというのが真相なのかもしれない。改めて田中宇の記事を読み返してみると、かなり妥当な線をついているように感じられた。ただ、外部からは真相は藪の中のままだ。
地球温暖化のエセ科学 2007年2月20日 田中 宇より引用)

『 IPCCには130カ国の2500人の科学者が参加している。ほとんどの学者は、政治的に中立な立場で、純粋に科学的な根拠のみで温暖化を論じようとしている。しかし、ロンボルグによると、問題はIPCCの事務局にある。事務局の中に、温暖化をことさら誇張し、二酸化炭素など人類の排出物が温暖化の原因であるという話を反論不能な「真実」にしてしまおうと画策する「政治活動家」がいて、彼らが(イギリスなどの)政治家と一緒に、議論の結果を歪曲して発表している。 』



温暖化二酸化炭素説に対する異論なら、下記の英語のwikipediaが参考になるだろう。
Scientists opposing the mainstream scientific assessment of global warming


ここで、二酸化炭素説に代わるいくつかの論文を紹介しておく。私はまだ未読であり専門分野外なのだが、時間があればざっとでいいから目を通しておくといいかもしれない。


・Cosmic rays


Nir J. Shaviv et al.,: Celestial driver of Phanerozoic climate?, GSA Today: Vol. 13, No. 7, pp. 4-10, 2003

PDF: Nir J. Shaviv et al., Vol. 13, No. 7, pp. 4-10, 2003


・Global warming is mostly due to natural processes
[18] On global forces of nature driving the Earth’s climate. Are humans involved?
(Environmental Geology, vol. 50 no. 6, August 2006 )


[26] Solar Cycles, Not CO2, Determine Climate

PDF: (21st Century Science & Technology, Winter 2003-2004, p. 52-65


[41] Celestial climate driver: a perspective from four billion years of the carbon cycle

PDF: (In J. Veizer, Geoscience Canada, March, 2005. )

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スベンスマルク説が二酸化炭素温暖化原因説より有力でない以上、二酸化炭素を規制する議論になるのは当然だと思います。

もしもスベンスマルク説が間違っているならって可能性は考えないのでしょうか?

スベンスマルク説が正しかったことがわかった時点で規制を見直せばいいわけですし、今の段階での二酸化炭素規制は将来に対する保険として支持できるものだと思います。

将来に付けを残す温暖化対策としての原発政策

肯定派さん、こんにちは。私は省エネや環境技術が進むことは良いことだと思います。それら有力な技術は自然と広がるものだと思います。地熱発電などの分野はこれからもっとも開発が進んでいくものと思います。しかし、誤った政策は覆水盆に返らずです。


すでに世界中で温暖化対策として原発の建設は進んでいますし、バイオマス燃料により穀物の価格が暴騰し、貧困という形でしわ寄せが出てきています。政府主導で行われることはハコモノ行政を見てもわかるとおり、一度走り出したら容易にそれを更正することはできません。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2007040802007017.html
http://fair-port.com/tama/No-153.html


また、ロシアから二兆円もの税金を使って排出権を買い漁ったとしても、二酸化炭素を削減したことには全くなりません。実質的には増加しているのです。いま無駄な対策に貯金を全部使い果たしてしまうと、いざというときに困ると思います。
http://blog.goo.ne.jp/kenken_3981/e/6ea7d5ab59a13f0ba8a85ea740f4cd08


お金は有限です。国連ミレニアム開発基金では貧困と飢餓の撲滅を目標に掲げていますが、慢性的な資金不足にかわりありません。世界一暑い国といわれるアフリカのジブチも干ばつに苦しみ、4,300万ドルの資金が不足しているともいいます。
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/africa/2006_0703.htm


こちらを立てればあちらが立たずです。すでにBRICsの一角として目覚しい成長を遂げているロシアにお金を渡して解決したつもりになるよりも、取り組むべき問題は他にあると思います。お金の使い道に対してはいくら慎重になっても困るということはないと思います。


肯定派さんが言うように二酸化炭素の規制を当然のものとして即断するだけの根拠に、現時点では非常に乏しいのではないかと思います。私にはむしろ温暖化対策の害ばかりが目立ちます。誤った対策は資源の枯渇を早めてもいるのです。「将来に対する保険」ということであれば、放射性物質は将来を犠牲にすることでなりたっているものです。今さえよければ良いという考えで温暖化対策として原発の推進を行うべきではないと思います。

スベンスマルク効果

スベンスマルク、宇宙線説に関する論文を図を交えて説明しています。ご参考までに。

http://www.mission-k.net/globalwarming/protest-top.html

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